2026年6月4日 21:40
昔の私は、しっかりした人が好きだった。
自分の意見を持っていて、決断が早くて、グイグイ引っ張ってくれる人。
「こっちに行こう」
「大丈夫やから」
そう言ってくれる人に安心感を感じていた。
当時の私は、自分で決めることが苦手だったし、不安も多かったから、強い人に寄りかかりたかったのだと思う。
でも最近、好きになる人のタイプが変わってきた。
今惹かれるのは、
アドバイスをたくさんくれる人ではなく、
ただ話を聞いてくれる人。
正論を言う人ではなく、
「それはしんどかったな」
と共感してくれる人。
何かを解決してくれる人より、
一緒に感じてくれる人。
そんな人に心が動く。
昔なら物足りなく感じていたかもしれない。
でも今は、その優しさの方がずっと心に残る。
人は成長すると好きなタイプも変わる。
その時の自分に足りないものを持っている人に惹かれるから。
だから昔は「強さ」に惹かれ、
今は「安心感」に惹かれている。
そう考えると、好きなタイプが変わったように見える。
だけど最近ふと思った。
本当に変わったのかな、と。
よくよく振り返ると、私が好きになる人には共通点がある。
表面は違う。
職業も違う。
性格も違う。
話し方も違う。
でもなぜか同じような空気を持っている。
人の気持ちに敏感だったり、
どこか寂しさを抱えていたり、
頑張り屋だったり。
私が惹かれるのは、その人の肩書きや強さではなく、その奥にあるものなのかもしれない。
ゴルフでもそう。
毎回違うコースを回っているように見えても、
ミスをする場所はだいたい同じだったりする。
池なのか、バンカーなのか。
形は変わっても、根本の癖はなかなか変わらない。
恋愛も似ている気がする。
好きになる人は変わる。
でも、心が反応するポイントは案外変わらない。
だから恋愛を振り返ると、自分のことが見えてくる。
どんな人を好きになったかより、
その人のどこに惹かれたのか。
そこに、自分自身の価値観や心の癖が隠れている。
好きな人のタイプを並べることは、
実は自分を知る作業なのかもしれない。